分析報告の内容は少ない方がいい


悩むトリケラトプス

分析報告をするときに、内容を全部伝えるか、絞って伝えるのはどっちが良いんだろう、、


この記事では、こんな悩みに答えていきたい。

結論を先に言うと、タイトルにもある通り、絞って伝えたほうがいいと思っている。


私は現在データアナリストとして働いている。私の報告が分かりやすいかどうかは知るところではないが、なるべくシンプルに伝えることを心がけているので、その個人的な考え方をまとめていく。


分析報告は進捗報告じゃない

分析したことを全部報告したがる人


先日、以下のツイートをした。


分析したことを全て報告しようとする人って結構多いんだけど、自分はメインの主張以外の枝葉末節はカットする派。枝葉の話をするメリットより、メインの主張が薄まるデメリットの方が気になる。



上記のツイートで述べたような、分析したことを全部報告したがる人は一定数存在するように思う。


全部とは言わないまでも、報告内容を削っていく段階でその削り込みが甘くて、本論とは関係の無いデータを残してしまう人もここに当てはまる。



それは進捗報告じゃない?


上記のような人たちの分析報告は以下のような内容になりがちな傾向があると思っている。

  • こういう分析をしました!
  • こういう事が分かりました!

などである。


これはどちらかと言うと、「進捗報告」に近いと私は思う。


分析したことには興味がない


しかし、分析結果を活用する側であるセールス・マーケター・PdMなどの実行者にとって、「分析そのもの」や「進捗」には興味が無い。


断っておくと、アナリスト同士のコミュニケーションであれば、このような報告は必要である。なぜなら、分析を一つのプロジェクトとして回していく必要があるため、進捗を確認しておく意義はあるからだ。


しかし、非アナリストとのコミュニケーションで、それは求められていない。



では、何が求められているのか、というのが次の問いである。


じゃあ分析報告って何なの?

分析報告は質問に答えること


分析報告の目的は「質問に答えること」であると考えている。


どういうことか。

分析を実施する前には必ず質問が存在している。これは、イシュー・論点・課題などとも呼ばれることがある。

例えば、「Aをすべきか?」「AorBのどちらにすべきか?」などが、質問として考えられる。


そして、質問に答えるというのは、前者の質問なら「Yes or No」であり、後者の質問なら「A or B」ということになる。あるいは、「分からない」というのも答えとしてはあり得る。

いずれにせよ、分析の前提となる質問に答えることが、分析報告の主目的であると私は考えている。


質問に答えてない分析


しかし、質問に答えていない分析報告が多く存在しているのが現状だと思う。



例えば、先の例で言うと「AorBのどちらを実行すべきか?」という質問に、「前にAをやった時は良かった」と答えたりするものだ。

これを調べること自体は悪くないが、質問にダイレクトに答えられてはいないので、ベストとは言えないだろう。


質問に答えないことは、単に成果に繋がらないだけでなく、「ごまかされている」という印象を相手に与えかねず、分析者の信頼低下にもつながる問題である。



枝葉の議論を削るべき理由


上記の話を踏まえた上で、枝葉の議論を削る理由に立ち返る。


枝葉の議論を削るべき理由は、「質問に対する答えが伝わりにくくなる」からである。枝葉を盛り込むことにより、上述したような「質問に答えない分析」になるリスクが高まってしまう。




これは、以下二つの要素によって生じる。

  • 同時に受け取れる情報量は決まっている
  • ノイズが気になって話が入ってこない

順に解説していく。


同時に受け取れる情報量は決まっている


人の話を聞く際、受け取れる情報量というのは無限ではなく、ある程度決まった量しか受け取れない。

その前提に基づくと、質問への答えに関係ないことを報告することで、分析報告を聞いている側のメインの主張に対する理解度は、相対的に薄まっていくことになる。


これが一つ目の理由であり、やはり質問への答えに関係ないことは削るべきだということになる。

ノイズが気になって話が入ってこない


また、似たようなことだが、ノイズの情報が気になって話が入ってこないという場合もある。

例えば、「コスパの良い食べ物は何か?」という質問があったとする。ノイズが多い答えというのは、

昔からそうなんだけど、結構一人でご飯を食べに行くことが多いんだよね。で、コスパ重視だと味に飽きてくることが多くてあんまり好きじゃないんだけど、一番コスパが良かったのはやっぱり牛丼かなー

とかそんな感じの答えである。



これよりも、「牛丼」と答えたほうが伝わりやすいのは間違いない。


このように、「質問に答える」という目的であれば、話は短い方が伝わりやすい。


まとめ


話がかなり遠回りになってしまったので、結論をまとめる。

  • 分析報告は「進捗報告」じゃなくて「質問に答える」こと
  • 質問に答えるために必要ない情報は削るべき
  • 理由は、メインの主張が薄まったり、ノイズが気になるから

ということが、今回の記事で伝えたいことである。

皆さんはどう思われるだろうか?



最後に、同じようなテーマについて、元メルカリの樫田さんが素晴らしい記事を書かれていたので共有して終わりにしたい。



ではこのへんで。