なぜ質問に答えない分析が生まれるのか?


悩むトリケラトプス

分析報告をした時に、結局何が言いたいのか分からないと言われた、、


この記事では、こんな悩みに答えていきたい。


私は現在データアナリストとして働いている。働いている中で「微妙な分析」の代表格は「質問に答えない分析」だと感じることが多い。そこで、今回は質問に答えない分析について考えてみた。


質問に答えない分析報告が生まれる理由


以前、以下の記事で、質問に答えない分析報告はよくないよねという話をした。

分析報告の内容は少ない方がいい


今回は、もう少しここを深掘ってみて、なぜ質問に答えない分析報告が生まれるかを考えてみる。



質問に答えない分析が生まれる原因としては、大きく分けて以下の4つの理由があると思っている。

  1. そもそも問いが見えてないから
  2. 答えに自信がないから
  3. サボってると思われるのが怖いから
  4. 一応伝えておいたほうがいいと思うから

以下で順番に説明していく。



そもそも問いが見えてない?


まず、そもそも分析によって答えを出すべき問いを見誤っているパターンである。


問いを明らかにするのは簡単そうに見えて、かなり難しく、これだけで以下のような本が一冊書けるぐらいのスキル水準である。


問いを明らかにするのが難しいということは、答えるべき問いを間違って認識している人も多く、その場合は一発アウト、正しく答えられる訳はない。


問いをハッキリさせよう


また、問いを明確にしていないタイプの人も多い。


ずれたことをしている訳ではないが、問いに答えるという意識が希薄であるため、「進捗報告」のような分析報告をしてしまうことが多い。


特に、

  • ~についての分析
  • ~状況調査

のような、問いが明確に設定されていない分析をしている場合、どのような問いに答えるべきかという点が明確になっておらず、これも「進捗報告」になりがちである。



答えに自信がない?


次は、答えに自信がないからという理由。


答えに自信がない場合、あえて質問に直接的に答えないことで責任を逃れようとする慣性が働く。

また、そもそもの日本人の特徴なのかもしれないが、YesかNoで端的に答えることを避ける人は多い。言語的な特徴としても、英語は結論ファーストでYesかNoかを先に話すが、日本語は背景や言い訳をダラダラと話してからYesかNoかを話すことが多い。

このようなことも相まって、国会答弁のような質問に答えない分析報告が生まれることが多々ある気がしている。



サボってると思われるのが怖い?


他には、サボってると思われるのが怖いという理由もある。


問いに答えるという目的を果たしていることがゴールであるとするならば、問いの種類によっては1枚のスライドがあれば答えられる場合もあり得る。

しかし、1枚のスライドだけしか見せないと、

  • 自分が今までサボってたと思われるんじゃ、、
  • これ作るのにこんなに時間かかったのと思われるんじゃ、、
  • 正しく評価してもらえないんじゃ、、

というような、迷いが生まれてきてしまい、結果として背景をダラダラ説明したり、答えに関係のないスライドを盛り込んだりすることになる。


特に、分析結果の対価として報酬を得ているようなコンサル系のデータアナリストにはよくある話ではないかと思っている。

これは怖い


一応、伝えておいたほうがいい?


最後は、一応伝えておいた方がいいのではという理由である。

例えば、元々設定されていた質問の答えとは関係がないが、気になる結果が見つかった場合などである。



これを削ることに関しては賛否両論あると思うが、個人的にはこのケースに関しても分析報告から削るべきだと考えている。

しかし、その発見が重要な課題かもしれない場合は、一通り分析報告が終わった後に、「そういえばこんな結果もあって、、」というように完全に別のテーマとして伝えた方がよい。

同じ分析報告の中に盛り込む必要はないので、そこは伝え方の工夫で解決できる問題であると思う。


まとめ


今回は、質問に答えない分析報告が生まれる理由を4つ考えてみた。

  1. そもそも問いが見えてない?
  2. 答えに自信がない?
  3. サボってると思われるのが怖い?
  4. 一応、伝えておいたほうがいい?



分析報告がつい長くなってしまったり、分かりにくいと言われたりすることのある人の参考になれば幸いである。


ではこのへんで。


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